場所を選ばず仕事をするためのネットワーク構築(リモートデスクトップ方式)2019年6月
少人数で稼働している建築設計事務所が現場で詳細な図面や資料を操作できるようにするために構築しました。
- CADソフトで作成した図面はサイズが大きく、外部からの動作速度が遅いことは致命的となる
- 意匠や著作権の関係から、端末にデータを残したくない
- 従業員数は約10人。全員がMacを使用
- 現場はWiFiルータでアクセスすることが前提
- 導入するコンピューターはアップル社製であることが求められた
実施した作業
- 社内ネットワークとサーバー機器の環境調査を実施
- 運用していないマシンにリバースプロキシを設定し踏み台マシンを作成
- 証明書付きSSHによる接続方式をとったため、PPTP/L2TP方式よりセキュアな設定
- 会社に配置されているスタッフ向けMacのVNC画面共有を設定
- キクミミ製リモート接続ツールを使用しワンクリックで会社の仮想デスクトップに接続できるようにした
- マニュアル作成と講習の実施
- 継続的な監視業務
実現できたことや課題
- 〇自宅や外出先から会社に配置されている各自のデスクトップに接続でき、基本的には会社にいるときと同じことはすべてできる状態に
- 〇リモートデスクトップ方式のため、外出先のマシンにはデータが残らない
- 〇費用対効果はあったと判断していただきました。
- ×停電などで会社のMac端末の電源が落ちた場合にリモートで復旧させる手立てがない
構築期間:運用開始まで2か月